ヘタレを讃える歌

何かをできるやつに用はない。何をもできないやつにこそ用がある。

できるやつらは、さあ、帰った帰った。

俺たちに必要なのは、できる「スゴさ」じゃなくて、できない「ダメさ」。

ダメな同士で傷の舐め合いをするつもりがないやつは、さあ、帰った帰った。

ヘタレにあらずんば非モテにあらず。前向き?ポジティブ?糞喰らえ。

他人を、社会を呪うつもりのないやつは、さあ、帰った帰った。

隊列を乱すな。単独で動くな。力を持つな。責任の所在を明かすな。とにかく基本は、「動くな、妬め」。

特定個人にしかできないことに意義はない。不特定多数のヘタレどもにでもできることにこそ意義がある。

良いことは「みんな」で分け合い、都合の悪いことは「だれか」に押し付ける…そういう、「身勝手な衆愚力」こそが、活動を支える礎となる。

俺たちはどこにでもいる。弊しても弊しても、俺たちは自由になって戻ってくる。

Time is on my side...