おれたちはとんでもない思い違いをしていたようだ。

考えてみれば、ボードゲーム(に限らずテーブルゲーム全般にも言えることですが…)ってのは、なかなかに罪な娯楽だなぁ、と。

ただ自分ひとりがそれ自体を好きなだけではダメで、それを遊ぶためには、相手が要るということ。これが簡単なようで、非常に難しい。その上、その相手によっても、面白さが変化してしまい、ひどい時には全くつまらないものになってしまうおそれすらある、ということ。

しかしまあ、何で俺はこんな楽しみが不確実な娯楽を好きになってしまったんでしょうねえ…ましてや、1人ではそれを楽しむことすらかなわないというのに。

でも、元々俺は一人遊びってのがあまり好きではないので、コンピュータゲームでは満足できないし…オンラインゲームといっても、ほとんどRPGばかりですし、テーブルゲーム系でもあんまり面白そうなものはなさげ…せいぜいカタンくらいですか。BSWとかもありますが、あれはどうも熟練者向けなように感じます。実際に遊んだことのないゲームの初プレイをBSWで、ってのは結構つらいかも。それ以前に、オンラインゲームをする時間がないです。

休みの日にオンラインゲームを遊ぶため家でじっとしてるってのもちょっとイヤですし、それじゃあ外のPCから、ってことでネットカフェとかへ行くってのも本末転倒ですし、ともあれ、やはり実際に集まって卓を囲みたいわけですよ。

何なんでしょう、このこだわりは…満足に遊ぶことができなくて不満がつのるのなら、いっそそんな趣味は捨ててしまえばいいのに、なぜ、やめてしまわないのでしょうか?

わがんね。

しかしながら、これだけは言えます。

「満足なプレイ環境もないのにボードゲームを趣味に持つということは、決して実らない片恋が如く己が身を煩悶とさせるだけ」

まあ、文句を言わずにどこぞのサークルへ出向けばいいんですが、やはり個人的にゲームを遊べる環境があってこそのサークル、だと思うんですよね。サークルへ行っても、ゲームとの付き合いしかせずに終わってしまうことが往々にしてあるわけです。相手の名前も知らないまま、ただのゲームプレイヤーの頭数の一人として過ごし、結局、印象に残るのは遊んだゲームのみ、といった感じで。

まだ、自分のサークルであれば、多少公私混同といわれても、自分がホストとしてふるまうことで、ゲームではなく人と付き合うこともできるのですが、他所のサークルへ出向くとなると、現状ではどうしてもゲームとしか付き合えないところが多いので、個人的に満たされたプレイ環境を持っていない俺としては、余計に寂しい思いをすることになってしまうわけです。

そもそも、サークルにそういった個人的な付き合いを求めるのは間違いなのかもしれません。大抵の人は、思い切り遊ぶのは個人的な仲間と、新作ゲームやレアゲームなどの個人ではなかなか遊べないようなものを遊ぶのはサークルで、というように分けて考えているのだと思います。ええ、ごもっともです。その考えは全く正常ですし、理にかなってます。

ですが、俺には個人的な仲間なんていませんから、どうしても、ゲームと付き合うよりも、ゲームを通じて人と付き合いたい、という気持ちを、出向くところどこでも抱いてしまうわけです。

寂しいヤツとお思いでしょう。ああ、そうですともさ。でも、ボードゲームが好きなんですよ。そして、ボードゲームが楽しく遊べる仲間が欲しいんですよ。

はい、それではここで今日のポイントをおさらいしますね。

  • 俺の特徴。
    • 努力が嫌い
    • 競争が嫌い
    • 常に人の顔色を気にする
    • 何かをして失敗するくらいなら、失敗しないために何もしないほうがいい
    • 常にいい顔をして、体裁をとりつくろうことだけは怠らない
    • どうしようもなくなったら、逃げる・隠れる・何もしない・そもそもなかったことにする、のいずれかの行動オプションを選択する