『電波男』触発シリーズ「セックル維新前夜 ―最悪の自分語り―」

いやはや、ここまで「何か言いたくなる気分」にさせてくれる本は久しぶりです。内容云々というより、それが出版されたこと自体が衝撃なのか…これは?

とにかく、何か書かずにはおられない、そんな気分でいっぱいです…大して書くことも決まってないのに。

というわけで、こうしてキーボードを叩きながら、自分の意見を整理していこうと思います。多分、グダグダになることは間違いないので、あらかじめご勘弁下さい、と防衛線を張っておきます。

まずは、俺としろはた本田氏との最大の相違点を明らかにして、立場を明確にしておきましょう。

「俺は、『萌え』が分かりません」

ええもう、全然。俺もかつてはアニメオタクでした。その後TRPGボードゲームなど、遊び相手の必要な娯楽にハマり、そっち方面のオタク道を邁進していたわけですが、今、その遊び相手もいなくなり、非モテ道をひたすら邁進することになったので、また、アニメオタクへ復帰しようと活動中です。

しかしながら、「萌え」は分かりません。別に嫌ってはいないです。「萌えフォビア」というわけでもないです。でも、分からないものは分からないままです。何せ、こればかりは欲望に基づくものなので、仕方ありません。

アニメオタクとしての俺は、ヒーローものや少年活劇もの(いわゆるジュブナイル)を好む、今や主流になりえないオタクです。オタク界の中でも非モテなんですね。

今、「萌え」を高らかに謳いあげることのできるオタクは幸せだと思います。それだけで、充分に「モテ」なのではないかと、「萌えムーブメント」からも脱落した非モテオタク(出戻り)の俺はうらやましく感じます。

これは、「理系非モテ男」の話が出たときも思ったことですが、理系にせよ、萌えにせよ、何かしら「自分の専門分野」として自信や誇りの持てるものがある人は幸せです。それだけで「モテ」に繋げることが可能だと思います。

一時期、理系の自称非モテさん方と、どういう奇縁かお知り合いになり、はじめてのOFF会なんかにも参加させてもらったのですが*1、彼らはまごうことなき「モテ」ですよ。

自分の専門知識を武器に、普通のサラリーマンには稼げない収入を得て、日々の暮らしは安泰、「プログラムのことなら任せとけ」とばかりに旺盛な知識欲をもって、熱く語る彼らの、どこが非モテなものですか。

…と、いけない。これじゃただの非モテ内分裂の内ゲバか。とかくこういう問題は「程度問題」に持ち込むとやっかいです。「俺の方が…」みたいな不幸自慢はこれくらいにしておきましょう。

ともあれ、俺は、何一つ「分かる」ものはありません。生まれついてのジェネラリスト、といえば聞こえが良いですが、要は半端者です。そして根っからの責任回避体質。勉強にしたって、運動にしたって、アニメにしたってゲームにしたって、「分かった!」とか「モノになった!」なんて自覚できたものなんて何一つありません。

何だか訳のわからないまま、流れに流れ流されて、ここまでやってきました。だから、俺は全てにおいて自信がありません。いつも「これでいいんかいな?」とビクビクして生きています。今だって、こんなグダグダで最低な「自分語り」をこの場に載せて、何かあったらどうしよう、とビクビクしています。

だからモテないのか。

でも、そんな小心者だからこそ、積極的に他人に迷惑をかけることはできません。あ、でも、小心者だからこそ、消極的にはたくさん迷惑をかけているのか…。やるべき時に、やるべき事を、きちんとやったためしはないですから。

何が言いたいのか分からなくなってきたので、これからやろうと思っていることを宣言して、締めておきます。

まずは、「脳内彼女の構築」、これなら「萌え」が分からなくても可能です。

多分、今までは理想がなかったからダメだったんだ、と。理想がないから、すぐに孤独感や寂寥感にさいなまされたんだ、と。まずは、"理想の彼女" を脳内に作り上げ、そこに癒しを求めたら、少しはマシになるんじゃないかと思ったので、早速トライ&エラーですよ。
あかん、ホンマに何を言っているのか分からくなってきた。

というわけで、困ったときの箇条書き。自分の思っていることリスト。

  • モテたい。というか愛されたい。自己承認感を得たい。無条件で、無制限に。そして安らぎを得たい。血の繋がり以外の愛が欲しい。
    • 特に今やその血の繋がりすら失われようとしているので、ホントたまりません。
  • わがままで都合の良い願望だとは分かっているけれど、それなら世のおなご様なんて、もっとひどいじゃないか。しかも俺が飽くまでも穏当なのに対して、何であんなに攻撃的なんだ。他人をそこまで切って捨てたりできるのは何故ですか?
  • おなご様であれば、誰でも構いません。俺は誰も切って捨てたりなんてしません。ていうかできません。そういうヤツです俺は。「自分を好きになってくれると思った相手になら誰にでも惚れ」ます。
  • でも、一点だけ注文を付けさせてもらえるのなら、非モテの気持ちが分かるおなご様はいないのか、と。非モテ人であることの苦しみ、寂しさ、おなご様方はそういう気持ちを味わったことがないのか?

さて、さすがに「自分を好きになってくれると思った相手になら誰にでも惚れる」というのでは、精神衛生上も良くないので、それを防止するための「脳内彼女の構築」となるわけですな。ヤッタ!つながった。

理想の脳内彼女がいれば、そうそう「自分を好きになってくれると思った相手になら誰にでも惚れる」なんてことはなくなるだろう、と。とりあえずはそこから始めようというわけです。

たたかいは まだ はじまったばかりだ!

参考1:rAdio-stAtion: 恋愛弱者蜂起計画/メモ
参考2:モテ/非モテ箇条書き
→まだ俺がバリバリと非モテ活動家として頑張っていたころのものです。いつもこんなことばかり言ってやがるよ。

*1:そういや、id:ryokoさんはいづこへ…?