ショッキングな出来事

会社の近所にある本屋で、今日、衝撃的な出来事があった。といっても、俺(とその同類項)にとってということですが。

先ほど、休憩をとって、いつものようにその本屋へ出かけると、

ゲーム・マンガ系の全ての雑誌が全てナイロンロープでしっかり十字に縛られている!

…なんてことだ! この会社で働く前からも何度か来たことがあったけど、長年縛り・包みなど障壁なしのタチヨミフリーなナイス本屋だったのに。つうか、何も「ゲーム批評」とかのA5雑誌まできっちり縛ることないでしょ…でもまあ、ここらへんは店側の強固な意思表示というところか。そしてその前をスゴスゴと引き上げる俺の背中への冷笑。やっぱりマークされてたのね。

やはり、タチヨミストのマナー低下が問題なのか…確かに、我々タチヨミストは所詮日陰者、ヤクザと同じで、本来それを本道としてはならないもの。しかし、それでも犯りたい気持ちは止まらない。

確かに俺は生粋のタチヨミストです…ひどい時には朝から晩まで10時間以上立ち読みをしたことすらあります。ええもちろん、シリーズものの小説を全て立ち読みで読破しましたとも。それくらい本が好きなんですよ。読書している間は全てのことを忘れます…そう、肉体的な疲労すら感じません。それが、タチヨミストなのです。そして好きな本全てを購入するだけの財力は備えていない、と。まあ、財力が備わると、ビブリオマニアへと進化していくわけですけど…。

でも、ヤクザが「任侠道」を唱えるように、我々タチヨミストも「タチヨミズム」に基づき、クリーンなタチヨミを心がけねば、生き残るすべはない。そう、所詮は外道なのだから。